永代供養墓が必要な場合

永代供養墓は、お墓の世話をして供養してくれる人がいない人や、将来いなくなるのが分かっている人、自分の死後、子孫に迷惑をかけたくない人に利用されているお墓の形態です。先祖代々のお墓の維持が難しくなって、途中から永代供養墓に入れてもらうケースも増えてきました。一般のお墓を作っても、長い目で見れば途中でどうなるか分かりません。寺院や霊園が存続する限り供養も続けてもらえる永代供養墓の方が、信頼できるという人も多いようです。

死後の安心を得るという事は、残りの人生も不安なく暮らしていく事につながる大事な事だと言えるでしょう。造りは納骨堂を中心として礼拝施設やモニュメントを付加したものや、個別に仏壇様式のロッカー式納骨壇を備えたものなどの屋内墓所。地下に納骨室を造って、その上に仏像や多宝塔などを建てた屋外型などが多いようです。納骨方法もさまざまで、最初から合祀される場合や、一定期間は個別の骨壺でその後合祀される場合、最初から個別に納骨される場合などがあります。

生前の名前は、石版などに刻字されて残される事が多いようですが、お寺の過去帳に記載されるだけの場合もまれにあるようです。法要は年間1回~数回行われますが、春彼岸、お盆、秋彼岸の3回の場合が多いようです。永代供養墓の契約条件で宗派を問われる事は少なく、それが一つの特徴ともなっていますが、中には仏教系の新宗教、新々宗教を除く在来仏教徒(宗派不問)であることと軽く限定している寺院や、永代供養墓を開設している寺院と同じ宗派であるか、その宗派に帰依する事を条件にする場合、檀家になる事が条件になる場合などがあります。

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