永代供養ではどんな供養をしてもらえるのか

メディアなどで紹介されることも増え、永代供養への注目が高まっています。しかし、永代供養とは具体的にどんな供養をしてもらえるのでしょうか。墓地には都道府県や市区町村といった地方公共団体が運営主体になっている公営霊園、宗教法人や公益法人が経営する民間霊園、そしてお寺の檀家になる寺院墓地の三種類があります。このうち、寺院墓地では春秋のお彼岸、お盆、施餓鬼など季節ごとの法要が行われ、その寺院にある檀家のお墓に眠っている仏様の供養が合同で行われます。

永代供養では、この合同法要が永代にわたり行われます。檀家になっている場合は、お布施を持って法要に参加、あるいは参加が難しければお布施だけ包んで渡しますが、檀家にならない永代供養ではこの必要がありません。そのかわり、供養料としてあるていどまとまった金額を最初に支払うこともあります。檀家離れが進んでいる背景には、お寺とのお付き合いを面倒と感じるという一因もありますので、法要のたびにお寺に足を運ばずにすむというのは檀家になりたくないという人にとっては大きなメリットであると言えます。

民間の霊園では、経営主体になっている宗教法人の寺院などが法要を行う永代供養のお墓が用意されていることが多いです。公営霊園ではこうした法要は行われないことが多く、後継ぎを必要としないタイプのお墓は供養はせずにその場所に永代にわたって埋葬するだけというものがほとんどです。こうした違いも、お墓選びの参考になります。

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